ペットシッターになるには

ペットシッターを目指せる学校を探してみよう

全国のオススメの学校

今回話をしてくれたのは

一般社団法人全国ペットシッター協会

2005年1月発足（一般社団法人としての設立は2023年6月）。ペットと飼い主のサポートに関する専門知識の周知とペットシッターの育成・支援を目的に、ペットシッター養成講座を実施し、認定ペットシッター資格を発行。資格を取得した人を対象にしたスキルアップセミナーや相談会なども行っている

ペットシッターは、資格をもっていなくても働ける仕事です。ただ、ペットシッター関連の資格は動物のお世話に関する知識を身につけていることの証明となるため、資格をもっていると、ペットシッター会社への就職や飼い主さんからの依頼につながりやすくなるといえます。ちなみに、資格がなくても働けるのは、ペットシッター会社や家事代行会社などに従業員として所属する場合に限られます。ペットシッターとして独立・開業する場合は、ペットシッター関連の資格の取得と第一種動物取扱業の登録が必須となります。

ペットシッターの学校の選び方

ペットシッター関連の資格が取得できる大学や専門学校はありません。しかし、大学や専門学校で動物に関する学問やペットビジネスのノウハウなどを学ぶことで、ペットシッターの現場で即戦力として働ける知識や技術を身につけることができるでしょう。ペットシッター関連の資格は、専門のスクールや講座を受講し、認定試験を受けることで取得できます。資格取得を目指す場合は、在学中または就職後に受講する計画を立ててみましょう。

ペットシッターに求められる人物は？適性を知る

ペットシッターは、飼い主さんの大切な家族であるペットのお世話をする仕事。そして、ペットは命や感情がある動物です。そのため、自分の家族と同じように愛情をもって接することが大前提となります。ペットのお世話や健康管理を適切に行うには、専門的な知識や責任感も必要になります。また、ペットシッターにとって最も大切な要素は、飼い主さんの信頼を得ることです。飼い主さんの自宅を訪問し、ペットの世話をすることになるため、信頼感につながる行動や雰囲気、コミュニケーション能力が重要になるのです。

ペットシッターの必要な試験と資格は？

ペットシッターは、資格がなくてもできる仕事です。しかし、資格を取得していることが、動物のお世話に関する知識やペットシッターとしての技術を身につけていることの証明となります。ペットシッターに関する資格は、ペット関連の団体などが主催するスクールや講座を受講し、認定試験に合格すると取得できます。数日間スクールに通う必要がある資格もありますが、そのほとんどが学校に通いながら、もしくは働きながらでも取得できます。

ペットシッターを目指せる学校の学費（初年度納入金）

専門学校

初年度納入金

98万円

～ 153万 5800円

学費（初年度納入金）の分布

学部・学科・コース数

※

記載されている金額は、入学した年に支払う学費（初年度納入金）です。また、その学費（初年度納入金）情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費（初年度納入金）を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。

ペットシッターの仕事内容

ペットシッターの仕事は、飼い主さんに代わってペットのお世話をすることです。お世話というと、散歩に連れていくことや一緒に遊ぶことをイメージするかもしれませんが、それだけではありません。飼い主さんの要望どおりにペットフードをあげる、トイレやベッドの掃除をする、健康を確認するといった仕事もあります。また、飼い主さんとのコミュニケーションも大切な仕事のひとつです。ペットとも飼い主さんともコミュニケーションをしっかり取り、責任をもって仕事に取り組むことで、繰り返し依頼してもらえるペットシッターになれるでしょう。

ペットシッターの気になる？年収・給料・収入

ペットシッターの平均賃金は、公的なデータでは開示されていません。ペットシッターはサービス業に当たるため、厚生労働省が公表している「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」の生活関連サービス業の平均賃金を参考にすると、月25万7400円となります。全国ペットシッター協会によると、生活関連サービス業の平均賃金はペットシッターの平均賃金にも近いといえるそうです。

ペットシッターの就職先・活躍できる場所は？

多くのペットシッターは、独立・開業の道を目指し、ペットシッター会社などで実務経験を積むようです。ペットシッター会社などに所属する場合、ペットシッター関連の資格は必須ではないので、まずは働き始めて、経験を積みながら資格取得を目指し、独立を目指すというステップが現実的といえるでしょう。

ペットシッターのズバリ！将来性は？

一般社団法人ペットフード協会が毎年実施している「全国犬猫飼育実態調査」によると、新たに飼われたイヌの数は2013年に34万4000頭だったところから、2022年には42万6000頭に増え、ネコも2013年の34万3000頭から、2022年には43万2000頭に増えています。新たにペットを迎える人が増えているということは、ペット関連のビジネスの需要が高まると考えられます。また、2022年に動物愛護管理法が改正され、ペットホテルを運営する条件が厳しくなったために、ペットホテルの閉鎖が続いていることから、これまで以上にペットシッターが求められていくといえます。