サッカー旗手怜央選手が登場!高校生たちの質問やお悩みに答えるインスタライブをレポート!

2022年より川崎フロンターレから、スコットランドリーグのセルティックにプレーの場を移し、移籍直後から大活躍している旗手怜央選手。

今回、高校生のためのソーシャル部活動「#せかい部」が、そんな旗手選手に直接質問やお悩みをぶつけられるインスタライブを実施。

世界レベルで活躍する旗手選手のアドバイスに注目しよう!
【PROFILE】

旗手怜央(はたて・れお)

1997年11月21日生まれ。三重県鈴鹿市出身。

静岡学園高校、順天堂大学を経て、2020年に川崎フロンターレ入り。幅広い活躍でチームのリーグ2連覇に貢献。2021年シーズンはJリーグベストイレブンにも選出される。

U-24日本代表として東京オリンピックにも出場。2021年12月31日にセルティックFC移籍を発表。2022年1月から活躍の場をスコットランドに移して早くも大活躍中。

part1:高校生から旗手選手へ、気になることを質問!

サッカー旗手怜央選手が「#せかい部」に登場!高校生たちの質問やお悩みに答えるインスタライブをレポート!
Q.「海外でプレーしてみて、日本との違いを感じることは何ですか?」 

(千葉県在住/フジタニさん)
A.「今こっちにきてまだ2カ月なので、深く理解ができているわけではないんですが、やっぱり環境も文化も全然違うなって思います。

例えばピッチのコンディション一つとっても、公式試合では日本だと基本は芝の手入れがしっかりされているけれど、こっちではまったく手入れされてなくてぐちゃぐちゃなときや人工芝のときもあります。

控室のロッカーもなく椅子の上にユニフォームが置かれているだけだったり、そもそも座るのが精いっぱいって場所もある。そういう環境面は違うなって思いますね。

ただ、どっちが良いか悪いかではなく、それも文化の一つなので、そこでどう自分のプレーできるかが大事だなと思ってます。

あと文化という面でいうと、ぼくが先日出場させてもらったダービーマッチ(※同じ町、都市に本拠地を置くチーム同士の対戦)では、宗教的なのものも絡んできます。

特にセルティックス対レンジャースという試合は、カトリックとプロテスタントという宗教的な対立と密接にかかわってくるので、地元のサポーターもかなり盛り上がるし、お互いの対抗意識もすごいんです。

この雰囲気は海外でないと経験できないことかなって思いました。」

サッカー旗手怜央選手が「#せかい部」に登場!高校生たちの質問やお悩みに答えるインスタライブをレポート!
Q.  「ぼくは英語でしゃべるときにあまりうまくコミュニケーション取れないタイプなのですが、言語が違う選手とのコミュニケーションで気をつけていることはなんですか?」

(北海道在住/マツバヤシさん)
A.「ぼく自身もまだうまくコミュニケーションを取れているほうじゃないんですが、やっぱり自分の気持ちって伝えたいじゃないですか。

だから、特にプレー中はなるべく身振り手振りのジェスチャーを大きくして、うまく伝えられるようにしています。

セルティックでは日本人の通訳さんを付けていただいているので、ピッチ内の細かいことやプレーに関することはその方を通じて、しっかりコミュニケーションを取るようにしています。

ただピッチから出たときは、なるべく自分で話すようにしていますね。

今はスマホで翻訳機能も使えるので、これを伝えたい!というときはそういうアプリなどを使ってでも、うまくぼくの気持ちを伝えます。

あと、人と接する際に大事にしていることとしては、話しかけられるのを待つのではなく、自分から話しかけに行くこと。

そっちのほうが相手も心を開いてくれやすいと思います。

あとは相手のことをしっかり敬うことも大事かな。

リスペクトの気持ちって相手に伝わるので、そういう気持ちの面でも心がけています。」
Q. 「今までいろんなポジションでプレーしてきた旗手選手ですが、今後どういうプレースタイルを目指していますか?」
A.「ぼくはもともと攻撃の選手なので、どのポジションでもゴールを取る!アシストする!ってことにこだわっています。

サイドバックではありますが、自分がゴールをねらうぞって気持ちは常にもち続けていたいですね。

元々いたフロンターレ川崎とセルティックで比べると、チーム自体のプレースタイルも違うんです。

今のチームだと攻撃にすごく重きを置いているので、相手よりも先に動くのは当たり前。

相手が休んでいる間に自分たちがプレーするぞ!っていう、かなりアップテンポな感じ。

プレースピードがとにかく速いので、速さの面は今後の課題ですね。

それに加えてスコットランドは球際が激しいんですよ。

ガンガンぶつかっていってボールを奪うので、タックルの鋭さみたいなものにも慣れていきたいなと思ってます。」

part2:高校生のお悩みに、旗手選手からアドバイス

サッカー旗手怜央選手が「#せかい部」に登場!高校生たちの質問やお悩みに答えるインスタライブをレポート!
Q. 「私は女子サッカー部でキャプテンをしているのですが、他の部員とぶつかったりしてサッカーへのモチベーションが薄れてくることも…。サッカーが好きでいたいはずなのに好きじゃなくなりそうなんです。」

(沖縄県在住/ワダさん)
A.「ぼくはけっこう負けず嫌いな性格なので、サッカー嫌いになったことは正直ないんですが、こういう『いろいろとうまくいかなくて、好きだったものが嫌いになりそう』っていうのはサッカーに限らずいろんな世界でありますよね。

ぼくも思ったようにいかなかったって経験はたくさんありましたよ。

むしろ、うまくいかないことのほうが多いです!でも、そういう経験があるからこそ、うまくいったときのよろこびが本当に大きいんです。

大変なことや苦しいことって誰でもきっとあると思います。

そういうときぼくは『今は大変でどん底だけど、こっからは這い上がるだけ!あとは上がるだけ!』そういう思いで乗り越えられたかな。

もちろん人ぞれぞれ個性や性格があると思うので、こうしろとは言えないです。

でも、自分の心の片隅に少しでも『サッカーが好き』『楽しい』『やり続けたい』って思いがあるなら、そういうちょっとした思いを大切に、しがみついてやり続けるのもいいのかなってぼくは思います。」
Q.「チームのキャプテンとしてチームをよくするにはどうしたらいいでしょうか?歴代のキャプテンの行動で印象深いものはありますか?」
A.「キャプテンって人の上に立つ人ではあるけど、自分の意見を伝えて引っ張っていく人ってよりも、一歩引いてみんなの意見をしっかり聞く。そういうキャプテンがぼくは印象に残っていますね。

川崎フロンターレのときだと彰さん(谷口彰悟選手)とかは、自分が率先して発言するというより、背中で見せるタイプだったので、それもキャプテンのスタイルの一つなんだなと印象に残っています。

今ワダさんのチームがうまくいってないという状況があるのなら、むしろ自分が何かしようってするよりも、周りのチームメイトの意見をじっくり聞くのもいいかもしれないですね。

そのあとにうまく判断するのがいいんじゃないかな。」

part3:全国の高校生へ、旗手選手からのメッセージ

サッカー旗手怜央選手が「#せかい部」に登場!高校生たちの質問やお悩みに答えるインスタライブをレポート!
Q.「最後に、夢に向かって頑張る高校生へ、メッセージをお願いします!」
A.「ぼくは今までのサッカー人生、苦しいときも、悔しいときも本当にいろいろありました。

何ごともくじけそうになりながら、でもずっとサッカーを続けてきたことが、今のプロ選手としてプレーできることにつながっています。

皆さんもこれから大変なこと嫌になることなど、いろいろな思いをすると思う。

でもどんなときも常に謙虚でやり続けることがぼくは大事なんじゃないかって思うんです。

これから皆さんがそういう壁にぶつかることがあったら、ぼくの言葉を思い出して、もう一歩頑張ろうって気持ちになってくれるといいなと思います。」


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イベント主催/#せかい部 文/滝紀子
※この記事に掲載している内容は2022年3月時点のものです。
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【#せかい部って何?】

#せかい部は、海外に興味がある高校生による、高校生のためのソーシャル部活動。

文部科学省が主導する官民協働留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」により、2018年10月に発足された。

英語が苦手でも、海外に行ったことがなくても大丈夫! 公式SNSをフォローしたら、誰でも部員になれるよ。

部員になると、全国の仲間の投稿をみたり、発信したり、イベントに参加もできるので気になる方はぜひCHECK!

★詳細はコチラから
https://tobitate.mext.go.jp/sekaibu/about/
【注目!】QuizKnockプレゼンツ!#せかい部検定

サッカー旗手怜央選手が「#せかい部」に登場!高校生たちの質問やお悩みに答えるインスタライブをレポート!

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5級から1級まで、だんだん難しくなっていくクイズを、君は何問正解できるか!?

正解数の多かった王者は近日発表!webサイトでもクイズが解けるようになるので、お楽しみに♪

★詳細はコチラから
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