キミはどのタイプ?自分に合った
奨学金制度をチェック
大学生編
大学に進学したい人専門学校生編
大学だけじゃなくて、実は専門学校でも奨学金が受けられるって知ってた?どんな種類があるのか、さっそくチェックしてみて!
専門学校なら、大学よりは学費が安いかも…と思ったら大違い?
ひと昔前に比べ、教育内容・設備ともに充実している専門学校が増えているから、年間にかかる費用は私立大学と同じぐらいのところが多い。でも、心配はご無用。公的な奨学金を借りて学費の負担を抑えることもできるし、学校独自の奨学金で学費そのものが安くなることもある。さっそく調べてみよう。
専門学校生の
約40%が
日本学生支援機構の
奨学金を利用している
まずは進学予定先の学科が対象となっているか、ホームページで確認しよう。
予約採用の場合は下の表の通り。専門学校に入学後、その学校で申し込む在学採用の場合は、第一種の学力基準が高校の成績の平均値で、5段階評価で3.2以上と、予約採用より少し低くなる。家計基準は、自宅通学か自宅外からの通学かでも違ってくる。
貸与型 | 給付型 | ||
---|---|---|---|
第一種(利息なし) | 第二種(利息あり) | ||
学力基準 | 高校の成績の平均値が 3.5以上 ※低所得者世帯は学力基準を満たさなくても申し込み可 |
高校の成績が平均水準以上、 学修に意欲があり学業を確実に修了できる見込みがあると認められるなど |
進学の目的及び意思が明確な給付奨学生として相応しい人を、高等学校等が定める基準に基づき学校長が推薦 |
家計基準※世帯収入の上限の目安、4人家族の場合 |
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住民税非課税世帯もしくは 社会的養護を必要とする人 |
1ヵ月に 借りられる金額 |
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大学や通学形態を問わず 3万円、5万円、8万円、 10万円、12万円から選択 |
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※家計基準は、世帯人数が異なる場合や、第一種・第二種の両方を利用する場合には異なる。
※在学採用(緊急・応急採用を含む)の場合、学力基準・家計基準が異なる
高校3年生のときに早めに進学先が決まったら、高校の先生に相談して「予約採用」で申し込もう。そうすれば早めに費用のメドがついて安心。
条件に合えば、無利子の第一種を希望したいけど、採用枠が少ないから、「不採用の場合は第二種を希望」として申し込めば、採用される確率は高くなるよ。どちらも卒業後に返す貸与型なので、受け取る金額(貸与月額)は、返すときのことも考えて必要な金額だけに抑えるほうがいいね。
専門学校卒業後に、金融機関の口座(リレー口座という)から、毎月一定の日に自動的に引き落としになる仕組み。たとえば、私立の専門学校で自宅通学の人が、第一種奨学金で月額53,000円を2年間受給した場合は、毎月8,833円を12年間で返していく。第二種奨学金は利息をつけて返すので、これより若干多くなる。利率は貸与が終了した時に決まり、固定方式と5年ごとに見直す方式を選べる。どちらも上限は3%で、最近では固定方式でも1%台と低め。 返還方法は、この簡易シミュレーションでチェック!
成績や家計の基準は、実施している自治体によって違うので、今住んでいるところに制度はあるのか、ある場合は条件などを細かく見てみよう。金額は月に10,000~60,000円くらいが一般的。
日本学生支援機構の奨学金とは併用できないものも多いから、注意しよう。
貸与型でも、返すときには利息がつかない無利子タイプが多いから、先々のことを考えると安心。
自治体で借りられる奨学金は、金額としてはそれほど多くない。日本学生支援機構と併用できない場合、多めに借りたい人は日本学生支援機構のほうがいいかもしれないね。
入学前などに奨学生になるための試験を受験し、優秀な成績を獲得した人に対して、一定の奨学金が支給される。その分だけ入学金や授業料などの免除が受けられる仕組みだ。免除になる金額は、成績に応じて数段階のランクがあることが多くて、全額免除から半額免除、年間200,000円、100,000円などといろいろ。筆記試験に加えて、面接や調査書などによる書類選考を行う学校もある。受験料は無料で、出願前や併願希望の人でも試験が受けられる学校もあるよ。
その学校の専門分野に関連した資格を持っていると、授業料などの一定額が免除される学校も多い。たとえば、ビジネス系では簿記やワープロ・パソコン検定、英語検定やTOEIC(R) LISTENING & READING TESTの成績などが対象に。免除される金額は持っている資格の種類やレベルで異なる。学校によってはスポーツなどの高校時代のクラブ活動で、全国大会レベルの実績のある人を特待生として、入学金などの免除を行っている場合もあるよ。
学校独自の制度で、貸与型の奨学金があるところは少ないけれど、看護系の専門学校ではいくつかある。その学校の学生であれば利用できて、月数万円の貸与額を在学中ずっと受給できる。卒業後は指定された病院などに一定期間勤務すると返還免除となる場合があるので、看護師をめざす学生にとっては便利な制度。
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