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視能訓練士になるための勉強時間・やり方

視能訓練士になるための勉強時間・やり方

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視能訓練士になるためには、視能訓練士科のある大学を卒業、あるいは1年制・3年制の専門学校に通い、国家資格を取得する必要があります。国家資格取得のためにはどのような試験をクリアしないといけないのでしょうか。ほかにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。視能訓練士になるための方法をご紹介します。

専門学校は平日・日中の3年制、もしくは土日祝夜間の1年制

専門学校は平日・日中の3年制、もしくは土日祝夜間の1年制

視能訓練士国家試験の受験資格を得るためには、大学で視能訓練士科を卒業するか、専門学校を卒業することが条件となります。専門学校には3年制と1年制の2種類があります。3年制の専門学校は平日の日中に授業が行われ、1年制の専門学校は土日祝日か平日夜間に授業が行われます。
1年制の専門学校は東京に2つしかなく、入学するには厚生労働省が定める条件(短大卒業以上、決められた単位を取得していることなど)を満さなくてはなりません。
私は1年制の専門学校に通っていましたが、4年制大学を卒業後に入学したため、足りない単位は放送大学で習得しました。1年制の専門学校は、基本的に仕事をしながら通う人が多いです。子育て中の女性が復職時に視能訓練士として活躍したいと考えて学んでいる場合や、眼科勤務で無資格で検査をしていた方や医療事務をしていた方が「正しい知識を身につけたい」と専門学校に通っていることが多いように感じました。私も専門学校入学後、病院実習の直前まで働いていましたので、仕事から帰ってからの時間や、通勤・通学の時間を使って勉強をしていました。

知識の習得はもちろん、実技ができるようにたくさん練習をする

視能訓練士取得のためには、専門学校や大学の視能訓練士科で学び、病院実習を経て国家試験を受験します。国家試験の合格率は70~90%程度と言われていますが、近年の合格率は90%ときちんと勉強していれば筆記のみですし、そこまで難しい試験ではありません。
しかし、私は国家試験よりも、専門学校で毎週行われる実技試験にとても苦労した記憶があります。実技試験に合格しないと卒業できない専門学校が多く、3年制の専門学校では実技試験に合格できないと実習に出させてもらえないこともあるようです。
実技試験は、実際の検査機器を使用できるかどうかをみる試験です。視能訓練士にとって難しいとされる「視野検査」と「眼位検査」の実技試験に私はとても苦労しました。「視野検査」はゴールドマン視野計を使う、経験を必要とする検査です。患者に光が見えたらスイッチを押してもらうものですが、患者により設定する範囲と明るさを決めるのがとても難しいのです。左手で光を出しながら右手でプロットして、さらに患者の目の状態を確認するなど、慣れていなければ的確な検査を行うことができません。
「眼位検査」は、斜視の患者に対し正常な眼球の位置からどれだけずれているかを計測するものです。内斜視や外斜視、間接性外斜視などを検査することができます。プリズムという道具を使います。斜視の検査ですから、同期などを相手に練習することはなかなかできません。しかし、やり方を正しくマスターする必要があるため、プリズムを手に何度も練習をしました。

取材協力

松村みなみ

沖縄県出身。小さい頃から生き物が好きで、大学も医療系大学に進学。発達障がいのお子さんが通う学童でアルバイトをしながら学生時代を過ごす。その中で視能訓練士を知り、大学卒業後視能訓練士科のある一年制の専門学校へ進学。視能訓練士として働いている。

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