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薬学を学んだ後の進路と今後の展望

薬学を学んだ人の多くは、薬剤師として薬局や病院に就職します。そのほかにも、製薬会社での情報提供職や研究開発、食品、化粧品会社での商品開発に携わる人、公務員として薬学の知識を生かせる職に就く人もいます。いずれにしても薬を通して、人々の健康や生活の安全にかかわっていく仕事です。

※このコンテンツは2017年~2018年の取材に基づき構成しています

多くは、薬剤師として薬局や病院に就職

多くは薬剤師に。しかし、それ以外の道も

薬学部を卒業した人の多くは、薬剤師として薬局やドラッグストア、病院に就職します。また、製薬会社で情報提供職(MR)や新薬の研究開発をしたり、食品会社や化粧品会社で商品開発に携わる人もいます。さらに、治験コーディネーター(CRC:Clinical Research Coordinator)になる人もいます。これは、治験の際に、治験内容を説明したり、被験者のサポートをしたりする仕事です。新薬の実用化には治験は欠かせないものですから、薬学の知識が存分に生かせる場といってよいでしょう。
公務員として、薬学の知識を生かす道もあります。例えば、工場の安全や地域の衛生指導に関わる衛生行政や、国の薬事行政に携わる、さらには、麻薬取締官や、自衛隊の薬事官を目指すこともできます。
薬学を学ぶといっても、その先の道は薬剤師に限りません。さまざまな形で、人々の健康や、薬の開発、安全な薬の使用に寄与することができるのです。

時代の変化に合わせ、人々の健康に寄与していく

薬学の発展は、医療をはじめ、私たちの生活の発展に大きく貢献してきました。そして今でも、治療が難しいとされる病気を抱える人やその周囲の人にとって、その治療を可能にする新薬の開発は悲願でもあります。薬学は、多くの人に必要とされ、その進歩が望まれている学問です。
一方で、例えば薬剤師の一部の仕事などに関しては、将来的にAI(人工知能)が取って代わるのではないかという話題も出ています。薬を調合したり、症状に合わせた処方薬の情報提供をしたりといったことは、膨大なデータを用いればAIのほうが正確にできるとの見方もあります。ただしそれは薬剤師にとって代わるのではく、薬剤師の仕事の補助としてすでに使いこなせているケースもあります。
さらに、少子高齢化が進む日本では、市販薬によるセルフメディケーションが推進され、また、在宅医療や地域包括医療といったしくみ作りも今後ますます進んでいきます。そこで薬を使う人々に寄り添い、それぞれの生活や性格に合わせた処方や服薬指導をするというのは、薬剤師がその職能とコミュニケーションを活かす場面であり、機械やAIではできないことです。
薬に関する専門的な知識をもっていることに加え、社会の変化にも対応しながら人々の健康を守っていく。それが、薬学を学ぶ人に求められる姿勢なのかもしれません。

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徳島文理大学 徳島文理大学 香川薬学部 薬学科
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